心理学部長
     齊藤 勇
立正大学心理学部の特色
 21世紀になって世の中の価値観が多様化し、生き方が複雑な時代になりました。現代人は常に人生の岐路に立ち、自分の生き方を自分で判断しなければならない課題を抱えております。そのような中で、例えば、子どもの世界ではいじめ、不登校、校内暴力などの悩みが多発しております。また、中高年の世代でもリストラや転職などの問題に苦しみ、若いサラリーマンでも長時間労働の中で生きがいを見失いがちの人生に苦しんだりしております。このような現代を生きていくのに必要なのが、心の専門家を育てる心理学です。
 立正大学心理学部は、平成14年に初めて創設され、平成18年3月にようやく第1期生を卒業させた若い学部です。この学部は臨床心理学科の単一学科として組まれており、臨床心理学の先生方はもちろんのこと、その他の応用の心理学、教育学の先生方と幅広い分野の人材をそろえております。現代のストレスフルな人生の中で苦しんでおられる方々を援助し、困難を乗り切るためには、様々なカウンセリングや心理療法の理論や技法を学ぶことが必要ですが、その前には、その背景となる心理学全般の素養や教育学の学問大系を学ばなければなりません。その中には子どもの発育段階や感覚・認知・学習・記憶・情報処理などの基本的な事項も含まれます。また、将来教育分野に進まれるためには教育学分野の知識も必要になってきます。
 このような知識や技能や態度を身につけたならば、学校カウンセリングや産業カウンセリングの分野での活躍はもちろん、その他医療・福祉・司法・行政などの幅広い分野での活躍が期待されますし、普通の会社でも人事、労務方面での活躍も考えられます。
  どうか、今後とも心理学部の発展を暖かくご支援くださいますようお願いいたします。